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謎の出張ツイート2016.11.5 




登場人物

トニー001
トニー・・・大体見たままのマッドサイエンティスト。
      強いて特徴をあげればドM。

チューン001
チューン・・・日本ヲタクで天然ボケなおねーさん。
       ツイッターで見事にやらかした。

        



今回のお題
出張ツイート! 金曜日の乱
ちょっと長くなったのでリハビリがてらのブログ更新。
最近の扱いにトニーおかんむり。
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Tag: トニー  チューン  ギャグ 
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勝つのは私だ! 仁義無きお約束の争い 

kinotake.jpg



登場人物

バフィー001
バフィー・・・最近なぞなぞをよくやってる人。
        正解率は……。

ルナ001
ルナ・・・ポンコツ化著しいクール担当だったはずの人。
      割と毒舌。  



今回のお題
勝つのは私だ! 仁義無きお約束の争い
忍殺サイト化にちょっと待ったコール(?)
犬猿の仲の2人が超有名なアレで争うようです。


バフィー001
「へへへ、こりゃあ乗るしかないだろ、流れにさ」

ルナ001
「……」
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Tag: バフィー  ルナ  キミー  チューン  きのこ  たけのこ 
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久方ぶりの忍殺レビュー! ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 9・10話 

nin10-22.jpg



登場人物

チューン001
チューン・・・日本ヲタクで天然ボケなおねーさん。
      第三回人気投票では圧倒的大差の優勝を果たした。

キミー001
キミー・・・明るさが取り柄の女の子。
      疑惑の2位だったが、その後3位以下とは一線を画する投票を得た。
        



今回のお題
久方ぶりの忍殺レビュー!
ニンジャスレイヤー
フロムアニメイシヨン 9・10話

本放送はついに一部終了しましたね。
もはや過去の振り返り? と思いつつ進めるレビュー。
今までに輪をかけてアホみたいな長さに……。


チューン002
「久しぶりのブログ更新です!」

キミー006
「今回は人気投票優勝のチューンと!」

チューン003
「準優勝のキミーちゃんでお送りいたします」
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チューンのシンデレラ『一夜限りのアルバイト』 堂々公開!! のお知らせ 

登場人物

チューン002
チューン・・・色々間違った日本ヲタクで天然ボケなおねーさん。
       第三回人気投票をぶっちぎりで制した。

キミー001
キミー・・・いわゆるメインヒロインなはずの女の子。
      看板の座は完全に奪われた?

バフィー001
バフィー・・・短気で単純な性格の姉御肌。
       人気投票はルナに勝って一応満足している模様。
        
ルナ001
ルナ・・・自信家なのだが、割とよく空回るポンコツ化著しいサイボーグ。
     唯一のクールキャラ枠だったはずなのだが。

トニー001
トニー・・・ボンバーカルテット創設者にして傍観者。
      イベント等のアナウンス役も多く、ある意味一番目立っている。





今回のお題
チューンのシンデレラ『一夜限りのアルバイト』
堂々公開!!

人気投票トップ報酬のサイドストーリーがいよいよ公開。
ご覧の通りトップ絵も変わっています。


トニー001
「きたぞ きたぞ!」
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Tag: ボンバーカルテット  チューン  キミー  バフィー  ルナ  トニー  人気投票 
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シンデレラチューン『一夜限りのアルバイト』 

 
シンデレラ_-tyu-nn3


  むかしむかし、あるところにシンデレラと呼ばれる1人の少女がいました。
 シンデレラは意地悪な家族に囲まれ、いつもすすと汚れで真っ黒になるまで働いています。
 今日も、せっせと家事にいそしむシンデレラに言葉が投げかけられます。
「ちょっとシンデレラ! ボクの学校の宿題やっといてよね!」
「おいシンデレラ。私の使うオイルが無いぞ? すぐ買ってこい」
「シンデレラ! 掃除もやっときなよ!」
 よってたかってがなり立てる家族に、シンデレラは答えます。
「学校の宿題は自分でやらないと意味がありませんよ? わからなかったらヒントを出してあげますから、まずは自分で頑張りましょうね。オイルは私はよくわからないので……。買いに行くんでしたら、ついでにお砂糖もお願いします。お掃除は今やってますけど、自分で汚した場所は自分でお片付けするのがマナーですよ」
 割と余裕なようです。ニコニコしながら、丁寧に1人ずつ論破していきます。
「アンタねぇ、ちょっと調子に……」
「うわぁ!!」
 家族の1人がシンデレラに因縁をつけようとしたその時、どこからか大きなスズメバチが入ってきました。
「!」
 ハチに気付いたシンデレラは、咄嗟に手近な箒を手に取ると、頭上で大きく弧を描きます。
「はっ!」
 次の瞬間、振り下ろされた箒によってハチの頭と胴体は泣き別れしていました。シンデレラは武芸百般、ありとあらゆる武術に精通した達人だったのです。
「……えっと、何の話をしていたんでしたっけ?」
「いや、ちょっと買い物に行ってくる。買い足すのは砂糖だったな」
「ボ、ボクは自分の部屋で宿題やってくるね! ガンバルゾー!」
「さーて、お茶飲んだから片付けしてこないとな!」
 家族はそそくさと退散していきました。
「あらあら。みんな協力的で助かりますね」
 あくまでのん気なシンデレラですが、基本的に他の皆はだらしないので、やっぱり彼女はいつも汚れにまみれていました。もっとも、シンデレラは細かいことは気にしません。働いているのだから汚れるのは仕方が無い、程度にしか思っていないようです。

 そんなある日。
 シンデレラは家計簿とにらめっこしながら、渋い顔をしていました。
「今月は苦しいですねぇ……。臨時でアルバイトしないと駄目でしょうか」
 そう呟きながら横に置いてあった新聞を手に取ると、たまたま折り込まれていた求人広告が目に入りました。
「あら。高収入・制服支給・一日限り・就業時間厳守……。応募条件は健康な女性……。ちょうどいいですね。ちょっと応募してみましょうか」
 あからさまに怪しい求人情報です。少しは疑ってもよさそうなものですが、シンデレラは細かいことは気にしません。ろくに詳細を読まないまま応募ハガキを送ってしまったのでした。

 数日後、音沙汰が無いので応募先に問い合わせてみると、応募者は全員採用だとのことでした。応募要項に書いてあったのですが、よく読まなかったため気付かなかったのです。面接はおろか履歴書の提出すら無いという驚きの怪しさでしたが、シンデレラは細かいことは気にしません。
「ちょっと臨時のアルバイトに行ってきますね」
 当日、コンビニでも行くかのような軽さで出発しようとするシンデレラを、家族が引き止めます。
「待て。今夜は私達は合コn……舞踏会がある」
「家に誰か居なきゃ無用心だろ?」
「だからシンデレラはお留守番ね!」
 なんということでしょう。彼女たちは無用心なシンデレラを心配したのではありませんでした。意地悪な家族は、シンデレラに予定が出来たのを知って、行けないように留守番を押し付けるつもりなのです。
「構いませんけど、そうしたら来月は皆さんのお小遣いが出せませんよ?」
「え」
「今月苦しい分、来月は家計だけで手一杯ですから。それじゃあアルバイト先に辞退の連絡をしませんと……」
「ま、まぁ待て。私が警備のシステムを作っておいたから留守番は不要だろう」
「盗まれるような金目の物も別に無いしね!!」
「なんならボクが留守番してるから!」
 駄目人間どもは必死の目をしていました。
 こうして、シンデレラは悠々と玄関を出たのでした。

 募集案内に記載されていた勤務場所は、なんと王族の住むお城でした。仮にも王城の勤務だというのに身元一切不問というアルバイト、もはや怪しさ爆発ですがシンデレラは細かいことは気にしません。
 番兵にアルバイトで来たことを伝えると、丁重に城内を案内され、控え室に通されました。入室する前に、美しい衣服を渡されます。着替えてから大広間に集合とのことです。
「まぁ、これが制服なんですね」
 純白ながらも華やかな刺繍が施されたドレスや大きな宝石のついた指輪、そしてガラスの靴。とても煌びやかな衣装に、思わずシンデレラの頬もほころびます。特にガラスの靴は、見る角度によって透き通る光が7色に変化し、虹のように輝いています。
「まるでお姫様みたいで、少し照れてしまいますね。……あら?」
 嬉々として着替えるシンデレラですが、靴に足を入れようとして動きが止まります。
「この靴、何だか歩くと割れちゃいそうですね。靴ズレを起こしても困りますし……」
 少し考えると、靴をそっと床に置き、代わりに鞄から草履を取り出しました。
「履きにくいから、草履でいいですよね」
 どう考えてもよくありません。ミスマッチというレベルですらないのですが、シンデレラは細かいことは気にしません。愛用の草履を履くと、颯爽と長い廊下を闊歩して大広間に向かいます。途中ですれ違った人々は、皆が皆シンデレラを二度見しますが、シンデレラは細かいことは気にしません。大広間に到着すると、そこには自分と同じような格好をした女性が大勢いました。足首から上は同じ服装です。
「あらあら、みんな綺麗ですね。ここで何をすればいいんでしょうか」
 周囲からの奇異の目をものともせず、少しの間待っていると、広間に1人の男性がやってきました。
「皆の衆、よく来たのう! ワシがこの国の王子じゃ!!」
 男性は声を張り上げました。その頭上では、王族の証である冠が輝きを放っています。そして、なんと冠の下も輝いていました。
 王子はハゲていたのです。つるっぱげです。ハゲているどころか、額には皺が刻まれており顎にはヒゲを蓄えています。分厚い眼鏡をかけており、レンズの奥の瞳はいかにも好色そうです。
 その姿はどう見ても王子というイメージとはかけ離れていますが、事実彼はこの国の王子なのです。王位を継承していないから王子、何も間違っていません。突然現れた王子を名乗る人物に、集まった女性たちは引き気味になっていました。
 それはそうでしょう。王子といえば世の女性が憧れてやまない存在。それがしょぼくれたオッサンとあっては、空前絶後のガッカリ感です。
 そんな中、細かいことは気にしないシンデレラは今日の晩御飯を考えていない事に気付き、どうしようかと思案していました。
「さて、それでは皆を集めた理由を話すとしようか」
 場の空気を読まずに話し始める王子の言葉を聞いて、女性たちの間に緊張が走ります。ただでさえ怪しい求人情報、現れたのは怪しいオッサン。一体何を要求されるのでしょうか。
 緊迫した雰囲気の中、突然王子が膝を付き、四つんばいになりました。
「順番に1人ずつ、ワシを踏んでいっていただきたいッッ!!」
 なんということでしょう。王子は変態でした。
「ガラスの靴は履いておるな!? そのつま先で、カカトで、あるいは指輪の尖った宝石で! じっくりたっぷりゆっくりとワシを苛んでいただこうッッ!!」
 大層業の深い変態のようです。女性たちはドン引きです。
「ふひひひひ、ほれどうした、はようせい! 蔑んだ視線が集中するこの感じもたまらんが、やはりうら若いオナゴに踏みつけられ、尊厳も何もかもを踏みにじられるあの感覚に勝るものは無い! 身体と精神、両面からの責められる痛烈な快楽は一度味わったら忘れられぬ! ほれ、ほれ! はよう踏むのじゃあ!」
 ドン引きの女性たちをよそに、1人で勝手にヒートアップした王子はついに四つんばいのまま女性たちに向かって突進していきました。王子が進む先に居る女性は蜘蛛の子を散らすようにして逃げ出します。形容することすらはばかられる恐怖に泣き叫ぶ者もいます。まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。大広間の扉はいつの間にか施錠され、外に出ることもできません。
 そんな中、シンデレラは冷蔵庫の中身を必死に思い出そうとしていました。どうも細かくないことでも気にしないのかも知れません。
 王子と女性たちの最低な鬼ごっこはしばらく続きましたが、一向に踏んでくれる者が現れず、王子は段々イライラしてきました。
 眉間に皺を寄せながら周囲を見回した王子は気付きました。1人、何故か草履を履いている娘がいることに。
「ややや! そこなお主、ガラスの靴を履いておらんではないか! いかん、いかんぞ! そんな平たくて柔らかい草履では踏まれても蹴られても気持ち良くならんではないか! そんなことでは給料はやれんぞい!」
「えっ!?」
 ここに来て初めてシンデレラは焦りました。それはそのはず、給料が出なくては何をしにここまで来たのかわかりません。そもそも王子の理屈で言えば、誰1人まだ踏んでいないのですから誰も給料をもらえないことになるのですが。
「そ、それは困ります! どうしたらいいですか!?」
「どうもこうもないが、そうじゃなぁ……」
 王子がにたり、といやらしく笑います。
「今のところ、まだ誰も踏んでくれておらんからなぁ。お主が先陣を切ってくれるんなら考えてもええぞ。ただし、軽く踏む程度じゃイカンぞ? そんな草履で痛くせにゃならんのじゃから、思いっきり蹴っ飛ばす必要があるぞい」
「はぁ」
 王子の飽くなき情熱はどこから湧いて出ているのでしょうか。気付けば四つんばいのままシンデレラに向かって尻を向け、準備万端の構えです。
「本気でやればお給料がもらえるんですね?」
「おうよ」
「では……」
 すぅ、はぁ、とシンデレラが呼吸を整えます。
 刹那。
 まるで異界に取り込まれたかのように。その場に居る全員が、広間全体を異様な気配が包み込むのを感じた。
 それはシンデレラに尻を向けている王子も例外ではなく。後方から刃のように鋭く鎚のように重い殺気を叩き付けられた王子は背筋に冷たいものが走るのを感じた。
 これまで数多の女性から受けてきたありとあらゆる苦痛、その全てを快楽へと昇華してなお更なる享楽を求める王子が、おぞましい程の寒気を全身で味わっていた。
 痛みを忌避せんとする本能はとうに捻じ伏せた。だが、その本能が今再び起き上がり叫んでいるのだ。
 このままでは、死ぬ、と。
「ちょっとタンm」
「ってぃぇえりゃああああああぁぁぁぁ!!!!」
 全身から汗を吹き出しながら制止しようとするが、時既に遅し。王子の声が届く前に、シンデレラの裂帛の気合いが空気を切り裂いていた。
 同時に、シンデレラの渾身の蹴りが炸裂した。それはさながら雷槍の如く、見る者の目にも留まらず一直線に王子のケツを撃ち抜いた。
「あんぎゃああああぁぁぁぁぁ!!」
 王子はロケットのように打ち出され、大広間の壁に激突した。かと思いきや壁をぶち破り、なお勢いを減じることなく城内を突き進んでいった。
 人の眼では捉えることすらできないそれは、暫く地面と水平に吹き飛んでいたが、何枚か壁を抜いた後、徐々に高度を下げ、最終的に全身からありとあらゆる体液をぶちまけながら中庭の地面に頭から突き刺さり、上半身が埋まった状態で止まったのだった。射出地点から百メートル程も離れているだろうか。
 大地から生えているその下半身は、ケツの部分に草履がめり込んでいた。どうやら蹴りの勢いで脱げてしまったようだ。だがこの草履が衝撃を緩和しなければ、王子のケツは爆散していたかも知れない。
「……どうしましょう」
 一方、大広間ではシンデレラが蹴りの姿勢のまま困り顔をしていた。
「草履、飛んで行っちゃいました。お気に入りなんですけど、探しに行ってもいいんでしょうか」
 完全に凍り付いている周囲をよそに、シンデレラ当人は普段通りの様子に戻っていました。先ほどの、空間を捩じ曲げる程の殺意は欠片も感じられません。
 と、その時、城内に鐘の音が響きました。それは終業時刻を告げる鐘でした。
「あら、時間厳守ということでしたし、帰らないといけませんね。頑張って久しぶりに本気を出したんですし、お給料はもらえますよね。草履は今度、忘れ物として取りに来ましょう」
 草履は室内履きに持ってきていたので、外履きは他にあるのです。帰る分には別に困りません。
「それでは、皆さまごきげんよう?」
 なんとなくそれっぽく挨拶しながら、シンデレラは王子の体が開けた穴から出ていきました。その場の女性たちが我に返り、先を争うように逃げ出していったのはその数秒後でした。
 中庭に突き刺さった王子が見回りの兵士によって救出された時、紫色になりかかっていましたが命に別状はありませんでした。その表情は恍惚としていたそうです。

 数日後、城下町にとある噂が流れました。
 いわく、『王子が何者かに暗殺されかけた』『暗殺者は草履を片方落としていった』『軍が全力で草履の持ち主を捜しているが、草履など誰でも履けるため難航している』というものでした。
 その噂はシンデレラの家族の耳にも入りました。
「王子の暗殺とは、愚かな事を企てる者も居たものだな」
「大ケガしたらしいね、王子。やっぱり犯人が捕まったら死刑になるのかな」
「それだけじゃないだろうよ。何せ国家反逆罪だ。本人だけでなく、一族郎党処刑されるだろうねぇ」
「……時に、最近城まで行って草履を片方失くしてきた阿呆に1人心当たりがあるんだが」
「奇遇だね、アタシもだよ」
「うん、ボクも」
 意地悪な家族たちは顔を見合わせます。
「どどどどど、どーすんだよ!! あのバカ、自分が指名手配されてるなんて絶対わかってないぜ!?」
「うむ……。だが落ち着け、噂では草履しか証拠が無いということだ。自分から名乗り出たりしない限り、露見することはあるまい」
「そうだよね! 大丈夫だよね!」
 真っ青な顔でこそこそ相談している3人を見て、当事者であるシンデレラは首をかしげていましたが、あまり気にせず声をかけました。
「すいません、ちょっと出てきますからお留守番お願いしますね」
「む? 何処へ行く気だ?」
「いえ、この間のアルバイトでお城に草履を忘れてきてしまいましたから、それを取りに行こうと」
「!!!!!!」
 なんということでしょう。ピンポイントで地雷を踏み抜こうとしているではありませんか。
「待て待て待て待てウェイトウェイトウェイトウェイト。そういえばアルバイトご苦労だったな。褒美に新しい草履を我々が買ってやろう。だからあの草履の事は忘れろ至急即刻今すぐにな」
「え? いえ、別に大丈夫ですよ。あの草履も、多分まだ履けると思いますし」
「そう言うなって!せっかく新品にしてやろうっていうんだから、素直に受け取りなよ!」
「でも」
「あー! ほら、あれ、ボク今探してるものがあって、シンデレラと一緒に買い物いきたいなぁ! ついでに草履も買おうよ!」
「は、はぁ。そこまで言うんでしたら」


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 必死の努力の甲斐あって、何とかシンデレラの気を逸らすことができたようです。
「……忘れ物の方はいつでも取りに行けますものね」
「!!」
 おおっと。
 残念ながら、シンデレラはお気に入りの草履を諦めるつもりは無いようです。
「おい、どうする!?」
「どうもこうもあるまい……! 我々が常に近くで見張って、奴が城へ行かないようにするしかない……!」
「見張って、っつったってなぁ……。行きそうになったらどうすんだよ」
「上手く機嫌を取って気を逸らすしか無いだろう! 我々の命がかかっているんだぞ!」
「うぅ、なんか大変なことになってきたなぁ……」

 その後。

「シンデレラ、買い物に行くなら私を呼べ。自律走行式の馬車を用意してやる」
「まぁ。カボチャの形なんて、かわいい馬車ですね」
「そうだろう。デザインもお前が気に入りそうな物を考えたからな。ただし、私しか動かせんから、絶対に私を呼べよ? 絶対だぞ?」

「掃除かいシンデレラ。なら玄関はアタシが掃除しておくぜ!」
「あらあら。お手伝いしてくれるんですか? ありがとうございます」
「いいってことよ! 玄関の周りはやっとくから、部屋ん中を頼むぜ! 外に出る時は玄関を通らないと出られないもんな、ウン」

「ねぇねぇシンデレラ、お料理つくるんだったら手伝うから、ボクにも教えてよ」
「いいですよ。頑張って美味しい晩御飯にしましょうね」
「……うん、ちょっと楽しくなってきちゃったかも」
「ついでに配膳もお勉強しましょうか?」
「うん! へへ、ウェイトレスのアルバイトでもしてみようかな」
 こうして、意地悪だった家族は家のことを押し付けたりすることもなくなり、いつもシンデレラと一緒に仕事をするようになりました。
 働き者のシンデレラもこれには大喜びです。働くのは苦になりませんが、家族と一緒に家事ができることが彼女は何よりも嬉しいのです。
 いつの間にか王子暗殺未遂の犯人を捜しているという噂も聞かれなくなりましたが、その後も密かに脅える家族をよそに、シンデレラはいつまでも幸せに暮らしましたとさ。

 めでたしめでたし。

「あら、お城からお手紙が届いていますね、どれどれ……」
『拝啓 シンデレラ様
  勝手に身元を調べ、お手紙を差し上げる無礼をお許し下さい。
  さて、先日の凄まじい蹴りは久しく感じていなかった生命の危機を感じる程のものでした。
  その衝撃は私に新しい扉を開かせました。あの感覚がどうしても忘れられません。
  ついては、正式に契約を結び、月に1度、王城に蹴りに来ては頂けませんでしょうか。
  ご希望に添えるだけの報酬を用意致します。
  良い返事を期待しております。
                                       王子より』
「……どうしましょうか、これは……」

 おしまい。

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